農業で外国人労働者を受け入れるときに
気をつける3つのポイントは?
外国人派遣が決まった農家さんからよくいただくご質問があります。
「受け入れるときに気をつけるポイントは?」
大きく3つあります。
- 1.日本語で積極的に話しかけること
- 2.文化・マナーの違いがあることを理解すること
- 3.どんなときでも差別はしないこと
この記事で詳しく解説していきます。これを読んで、外国人労働者を受け入れるときに気をつけるポイントについて、理解していただけると幸いです。
ポイント1:日本語で積極的に話しかけること
母国で事前に日本の文化やマナーを学んできている方が多数だと思います。もちろん、それを理解はしていますが、実際の生活で完璧にそれを逸脱せずに出来るというのは、難しいのが実情です。
私たちが外国人を採用する際に一番着眼している点は、「日本語会話力」です。日本語検定試験でN1やN2を持っているから良いということでもないですし、資格を持っていないから良くないということでもありません。その外国人が、たどたどしくても、日本語を使おうとしているのかの気持ちが大事です。
それにより、外国人の不安を取り除いてあげ、同じ場所で長く就業したいという気持ちが出てくる効果も、生まれてきます。
ポイント2:文化・マナーの違いがあることを理解すること
母国で事前に日本の文化やマナーを学んできている方が多数だと思います。もちろん、それを理解はしていますが、実際の生活で完璧にそれを逸脱せずに出来るというのは、難しいのが実情です。
食文化の違い、人との接し方の違いなど・・・これは、その国ならではの幼児教育の基本があり、様々な観点があって然るべきであると思います。
違いを否定するのではなく、「違いを理解」することが最も重要です。
ベトナムではそうなのね、日本ではこうなんだよと、教えつつ自分達も理解をする、流行ことばでいうのであれば、ダイバーシティ(多様化)の観点をおススメします。
ポイント3:どんな時でも差別はしないこと
上述している通り、日本語能力の問題でうまく意思伝達が出来ないことや、生活習慣の違いで、時にはイラっとしてしまうことも。
外国人の方々は勿論、自分の意志で日本へ来て就労をしているのですが、でも内心は不安な気持ちでいっぱいです。自分が伝えたいことが伝えられないジレンマや、マインドとして大事にしていることを否定されることの悲しさなどなど。
ここは、日本人でも外国人でも似たような不安を抱えながら生活しています。時には区別をすることは、必要かと思いますが、そこに外国人だからという差別は、お互いが悲しい想いをするだけです。
良い雇用関係を築き上げていくためにも、尊重しあう関係構築に力を注いでみてはいかがでしょうか?
まとめ:外国人でも日本人でも「職場環境の活性化」という意味でやることは同じ
外国人労働者を受け入れるときに大事なポイントについては理解していただけたでしょうか?
実はこのポイントって、日本人相手に普段から心がけていることだったりしませんか?外国人だから、日本人だから、といって分けて考えるのではなく、「職場環境の活性化」という視点で大事なポイントとして、考えてみてください。
実際に押さえるべきポイントは沢山あります。今回は触れていませんが、入管法や派遣法などのコンプライアンス面も多数あります。
知らずに受け入れてしまってから後々トラブルに発展することのないよう、外国人労働者の派遣をお考えの方は事前にグロップまでご相談ください。